e公明は国民目線に立つ

  • 2013.07.04
  • 情勢/社会
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公明新聞:2013年7月4日(木)付

 

実感ある経済再生を
ねじれ解消し 成長戦略の実行力得る
党首討論会で山口代表が強調

 

公明党の山口那津男代表は3日、東京都千代田区の日本プレスセンターで開かれた日本記者クラブ主催の「党首討論会」に与野党8党の党首とともに出席し、経済再生の実感を国民にもたらすには成長戦略の実行が重要だとして、「今回の参院選は与党で過半数を取って"ねじれ"を解消し、成長戦略を実行する力を得ることが共通の目標だ」と強調した。

党首討論山口代表らの発言(要旨)

冒頭、山口代表は参院選で訴えたいことについて「国民目線に立つ」とフリップで提示し、「公明党の連立政権での役割が重要だ。国民の目線に立つ公明党の存在が広く民意を受け止め、安心感を与える」と力説した。

また、党首同士の討論で山口代表は「これからの日本政治は連立政権をいかに安定的に運営するかという力が問われる」との認識を表明。その上で、公明党の持つネットワークの力や、中国や韓国と長年積み重ねてきた交流などに触れ、「公明党は国民目線を重視している。こうした持ち味を連立政権で生かすことが重要だ」と力説し、安倍晋三首相(自民党総裁)に公明党の評価を聞いた。

安倍首相は、1999年に公明党が自民党との連立政権に参画したことについて、「違いを乗り越えて、政治を安定させなければならないと決断してもらった。公明党の決断に感謝しているし、高く評価している」と表明。今年1月の山口代表と習近平・中国共産党総書記との会談について、「安倍政権の外交全体を補完してもらっていると思う」と述べた。

記者クラブ側との質疑応答で山口代表は、今後の連立政権の運営について、「国民は大きな流れとして政治の安定を求めている。政治が地に足を着けて、国民が直面する政治課題を乗り越えてもらいたいという期待だ。それを連立政権で実行しようと思っている」と強調。国民の期待にそぐわないことや自公間で意見が大きく分かれる課題が出た場合には「率直にわれわれの考えも言うし、相談もする。最終判断は国民の声をよく聞き、期待にたがわない道を選びたい」との考えを示した。

また、自民党内に集団的自衛権の行使容認をめざす動きがあることに関しては、「集団的自衛権の行使は認めないというのが、長年、政府がとってきた考え方だ。これを公明党は尊重している」と指摘。この政府見解を変更するには「なぜ変えるか、国民の理解を得る必要がある。言うべきことは言っていきたい」と述べた。

 

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