eコラム「北斗七星」

  • 2018.07.27
  • 情勢/社会
2018年7月27日


西日本豪雨から、きょうで3週間。猛暑が続き、被災地では心身共に疲労がたまる一方である。住民の健康が第一だ。熱中症に加え、食中毒などの感染症にも十分注意していただきたい◆各地では被災者に公明議員が寄り添い、生活再建に全力を挙げている。今回の豪雨で51人が犠牲になり、甚大な被害を受けた岡山県倉敷市の真備町地区。ここには「公明党現地災害対策本部」の屋外テントがある。党岡山県本部の議員が最も大変な現場のど真ん中で奮闘する◆日陰とはいえ、そこにいるだけで大粒の汗。時折、乾いた泥が粉じんとなって舞う中、午前と午後の当番議員が被災者の相談に応じる。メールや電話とは訳が違う。顔を合わせれば心が通い、「頑張りましょう」という一言で相談者の表情が明るくなる◆被災住宅の後片付けにも協力。無理せずに作業20分、休憩10分を繰り返す。床下の泥かきや床板の取り外しなどの作業を手際良く終えると、メンバー全員が依頼者と握手。目に涙を浮かべる女性もいた◆幕末・明治の時代を動かした勝海舟は語った。政治をするには「至誠奉公の精神が一番肝心」(回顧録『氷川清話』)。「至誠奉公」とは、真心を込めて社会のために尽くす意。災害が多発する平成から新時代への移行期、公明党は現場の最前線で尽くし抜いていく。(東)

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