eIR整備法案 衆院委可決

  • 2018.06.18
  • 情勢/経済
2018年6月16日


遠山氏 政府、懸念払拭に総力を
野党が採決を妨害


衆院内閣委員会は15日、カジノを含む統合型リゾート(IR)整備法案を自民、公明の与党両党と日本維新の会の賛成多数で可決した。採決で立憲民主など野党議員は、委員長席に詰め寄り、マイクを奪ったほか、勝手に"動議"を主張するなど議事の進行を妨害した。
同法案は、IR(大型ホテルや商業施設などが一体となった施設)を整備し、外国人の訪日観光振興につなげ、地域経済の活性化や財政の改善に寄与することが目的。カジノに関しては、日本人客に対して、マイナンバーカードによる本人確認を義務化し、入場回数も週3回かつ月10回までに制限するなど、世界最高水準の規制を明記している。
採決後、公明党の遠山清彦衆院内閣委理事は国会内で記者団に対し、「政府は野党の質問に誠実に答えており、十分な審議を行った」と指摘。依存症などの懸念に対しては、「公明党の主張で厳しい施策が盛り込まれた。政府は懸念の声を真摯に受け止め、最大限に努力すべき」と述べた。

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