e非核化の目標変わらず

  • 2018.05.28
  • 情勢/国際
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2018年5月26日



拉致解決へ日本の努力も

山口代表、井上幹事長



公明党の井上義久幹事長は25日午前、国会内で記者会見し、6月12日に予定されていた米朝首脳会談が中止になったことについて、「朝鮮半島の非核化や東アジアの平和と安定へ一歩を踏み出すとの期待があったので残念だ。朝鮮半島の完全かつ検証可能で不可逆的な非核化の目標は何も変わっていない。引き続き米朝双方の努力を期待したい」と強調した。

その上で、非核化に向けた今後の対応に関して、「日本を含めて関係国の努力が必要になる。日米で連携し、この事態にどう対応するか検討していかなければならない」と指摘した。

拉致問題への対応では、「まだ米朝会談が行われる可能性は十分にあるし、米朝首脳会談だけが解決の糸口ではない。日本として努力しなくてはならない」と述べた。


包括的解決へロシアの理解も


山口那津男代表も25日午前に国会内で開かれた党参院議員総会で、「対話の機会を再び、つくり出し、核兵器の廃絶に向けた、これまでの積み重ねの結果を得る努力を促さなくてはならない」と力説。28日に衆参両院の予算委員会で行われる集中審議において、北朝鮮問題などに対する政府の対応をただしていくべきだと語った。

さらに、ロシア訪問中の安倍晋三首相が26日にプーチン大統領と会談する予定であることから、北朝鮮問題への対応で「非核化を進めていく流れを確認し、拉致・核・ミサイルの包括的解決をめざす日本の立場、特に拉致問題への理解を大統領に持ってもらうことが重要だ」と指摘した。

また、日ロ首脳会談では、北方領土での共同経済活動や元島民の墓参などに対しても、「ロシア側がさらに進展を図っていく具体的な結果をもたらしてもらいたい」と語った。

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