eコラム「北斗七星」

  • 2018.05.23
  • 情勢/社会

2018年5月23日



カンヌ国際映画祭で、是枝裕和監督(55)の『万引き家族』が最高賞のパルムドールを受賞し、トロフィーを手に「まさか自分が」と喜ぶ監督の姿が輝いていた◆同監督の2年前のインタビューが先月、NHKのラジオ番組で再放送され、当時、公開直後の是枝作品『海よりもまだ深く』について語られていた。この映画は、彼が9歳から28歳まで暮らした東京都清瀬市にある旭が丘団地(UR)の"今"を撮ったもので、「精一杯の愛を込めた」(同監督著『映画を撮りながら考えたこと』)◆5階建ての棟が並ぶ2000世帯ほどの同団地は築50年を過ぎ、少子高齢化で監督が暮らした頃の活気はない。そこで、樹木希林さんや阿部寛さんが演じる是枝作品のロケ地となれば、皆が喜ぶ。団地での撮影許可が下りないと聞けば、公明議員もネットワークを生かして手を尽くした◆北斗子も子どもの頃にこの団地で遊んだ思い出があり、つい先日訪ねてみた。聞けば党員がいつも、笑顔で友好に歩き、団地仲間を自宅に招いたり、積極的に交流を広げているという。公明市議も、日頃から住民に声を掛け、訪問し、「あなたに会うと元気をもらえる」と喜ばれている◆かつてのにぎわいはなくとも、各地で今の「団地」を愛し、元気を届けようと、日々笑顔で汗を流す公明議員、党員の姿も輝いている。(三)

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