e日中韓の連携進めよ

  • 2018.04.25
  • 政治/国会
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公明新聞:2018年4月25日(水)付



対北、米朝会談の成功へ
5月のサミットで緊密に
首相に山口代表訴え



安倍晋三首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は24日昼、首相官邸で会談し、先日、米国で行われた安倍首相とトランプ米大統領との日米首脳会談や、女性記者へのセクハラ疑惑による福田淳一財務事務次官の辞任、働き方改革関連法案への対応などについて意見を交わした。

席上、安倍首相は、日米首脳会談の成果を報告した。北朝鮮問題への対応について、「長い時間をかけて会談し、日本側の主張を理解してもらえた」との認識を示した。

具体的には、日本が解決を強く訴えている拉致問題について、トランプ大統領が6月初旬までに予定されている米朝首脳会談で取り上げる考えを示したと報告。さらに、核などの大量破壊兵器や全ての弾道ミサイルの廃棄を最終目標にすることを約束し、その達成に向け北朝鮮への最大限の圧力を維持することで一致したと語った。

これに対し山口代表は、米朝首脳会談の成功へ27日の韓国と北朝鮮の南北首脳会談に加え、5月上旬に日本で開催予定の日中韓サミット(首脳会議)で3カ国が緊密に連携する重要性を指摘。日米、日米韓などの連携も強化して対処してもらいたいと要望した。


財務次官辞任 信頼回復へ立て直せ


一方、福田事務次官の辞任に対しては安倍首相が「いろいろ重なって政府の信頼を損なっている。大変に申し訳ない」と陳謝した。

山口代表は、「もっと早く対応すべきだった。世論の厳しい批判を予測しながら対応が遅れた側面もある」と指摘。「政府は一日も早く信頼回復と態勢立て直しを行ってほしい」と述べ、与党としても国会審議が円滑に進むよう環境整備に努めると語った。

今国会の最重要法案に位置付けられている働き方改革関連法案について、安倍首相が今国会成立への意欲を示したのに対し、山口代表は、与党として今国会成立に協力していく考えを示した。

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