eコラム「北斗七星」

  • 2018.04.23
  • 情勢/社会

公明新聞:2018年4月23日(月)付



幼い頃、親と一緒に歌った童謡を、大人になった今でも口ずさむ。そんな経験は多くの人にもあるのでは◆今年は「童謡」が生まれて100年を迎えるという。ここで言う「童謡」とは明治以降、学校教育の場で歌われてきた「唱歌」を批判し、児童文学者の鈴木三重吉が1918年に創刊した雑誌「赤い鳥」で創作を提唱したものだ。政府の主導による新国家の"国民"の育成を目的とした唱歌に対して、子どものために価値ある歌を作ろうと、北原白秋ら多くの作家が運動に参加した◆放送やネットが発達した現代、童謡への親しみは薄れつつある。しかし童謡には、いくつになっても故郷や家族に思いをはせ、人々の心をつなぐ力がある。良い歌を子どもたちに歌い継ごうという活動は各地に広がっている◆同じように、子どもを良い本に触れさせたいという親たちの願いも強い。その現れか"出版不況"が続く中でも児童書は売り上げが好調で、書店の絵本コーナーも人気だ◆公明党は女性局を先頭に、子どもの読書推進に積極的に取り組んできた。「子ども読書推進法」などの法整備のほか、各地で「読み聞かせ」や「朝の読書」などの運動を広げ、着実に成果を上げている◆きょうから「こどもの読書週間」。子どもの心を育む大切な取り組みを一段と深めていきたい。(千)

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