e障がい児ら使いやすく

  • 2018.04.04
  • 情勢/テクノロジー

公明新聞:2018年4月4日(水)付



山本さん デジタル教科書の活用で



3日の参院厚生労働委員会で公明党の山本香苗さんは、教育課程でデジタル教科書も使用できるとした今国会提出の学校教育法改正案に関して、障がいなどで読み書きが苦手な児童生徒が使いやすい形で同教科書を普及させる取り組みを訴えた。

山本さんは、同教科書の規格や機能を今後決めるに当たり、現在、障がい児などが使う「デイジー教科書」を製作しているボランティア団体の意見を取り入れるよう求め、規格などの標準化をめざしたガイドライン策定を訴えた。

丹羽秀樹文部科学副大臣は、「(国が)ボランティア団体との意見交換の場を設け、意見を取り入れる」「一定のガイドラインを示していく」と述べた。

山本さんは、「教科書」にはならないデジタル教材についても「国が責任を持って、安定的・継続的に供給できる体制を整えるべき」と主張。丹羽副大臣は「安定的に継続供給できるように考えたい」と応じた。

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