e国民投票は何を招くか

  • 2018.03.15
  • 情勢/解説

公明新聞:2018年3月15日(木)付



党憲法調で水島教授 欧州では政治不信を喚起



公明党憲法調査会(会長=北側一雄副代表)は14日、衆院第2議員会館で会合を開き、千葉大学の水島治郎教授が「ポピュリズム時代の国民投票」をテーマに講演した。

水島教授は、ポピュリズムについて「既存の権力構造やエリート層を批判し、『人民』に訴え、その主張の実現をめざす運動だ」と指摘した。

その上で、国民投票が首相の退陣を招いた英国やイタリアの事例などを踏まえ、「国民投票は、政治不信、既成政党批判、政権批判の表出する格好の場になる」との認識を示した。

また、既成政党・組織の弱体化がポピュリズムの台頭を招いているとして、「無党派層・無組織層の動向が決定的な鍵を握る時代になった」と語った。

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