eコラム「北斗七星」

  • 2018.03.15
  • 情勢/社会

公明新聞:2018年3月15日(木)付



フェイク(偽)ニュースの認知度を押し上げた人物を挙げるとすれば、その一人はトランプ米大統領か。11日、自身の支持率は約50%でオバマ氏より高いとつぶやいた。すると普段、同氏からフェイクニュース呼ばわりされている米マスコミが裏付けのない数字だと、こうかみついた。「(これが)本当のフェイクニュースだ」◆同氏に言及するまでもなく、いま世間では、ネット上などに真偽の疑わしい情報があふれている。明らかに誤った内容でも瞬時に拡散するから、時に面倒なことにもなる◆偽ニュースを、どう見極めればいいのだろう。この問題に詳しい米エモリー大のデボラ・リップシュタット教授は、「車やカメラを買う時、商品を十分に吟味するように情報も精査しよう」と呼び掛ける。事実であってほしい事柄や、自分の考えを追認する情報と出合った時こそ確認をと忠告する◆情報の出所が分からないものは拡散させないようにすべきである。誰もが不特定多数に気軽に情報を発信できる時代だからこそ、「偽情報を発信する側にならない」よう心掛けたい◆発信元が明らかだから大丈夫、安心できる。こうした大前提を覆す、財務省の決裁文書書き換えである。あってはならないことが起きた以上、信頼回復へ、政治の力で徹底的に真相解明するしかない。(広)

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