eコラム「北斗七星」

  • 2018.03.06
  • 情勢/社会

公明新聞:2018年3月6日(火)付



ついにハワイを超えた。沖縄を訪れた観光客数のことだ。昨年の沖縄の観光客数は939万6200人。ハワイを約1万3200人上回った。沖縄の本土復帰当時(1972年)は、ハワイの5分の1だったというから、感慨深い◆観光が好調なのは沖縄本島だけではない。離島も同じだ。中でも石垣島は新空港開港以来うなぎ登り。石垣島を含む八重山地域の昨年の観光客数は138万人を超え過去最高を記録した◆「南ぬ島石垣空港」との愛称で親しまれる同空港は、あす7日で開港5周年を迎える。すでに滑走路延長やターミナル拡張も課題に。5年前の開港式典で仲井真弘多知事(当時)が「(同空港は)沖縄全体の振興発展に大きく貢献する」と語っていたのを思い出した◆今や沖縄の発展の一翼を担う同空港。だが完成までには紆余曲折あった。自然保護の反対運動や建設地をめぐって、白紙になりかけたことも。その度に公明党で八重山出身の白保台一元衆院議員らが、粘り強く推進するなど尽力してきた◆白保氏は、同空港開港を見届けることなく亡くなられた。今の目覚ましい発展を見たら、きっと喜ぶに違いない。「石垣島を"東洋のハワイ"に」。白保氏が語っていた夢が名実ともに現実のものとなったのだ。公明党は今後も沖縄振興に力を注ぐ決意だ。(治)

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