eコラム「北斗七星」

  • 2017.12.27
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年12月27日(水)付



8月の日本開催に続き、今年2回目となる日中与党交流協議会が25、26の両日、中国で行われた。協議会は2006年2月にスタート。自公両党と中国共産党との間で、その時々の政策を幅広く話し合うのが目的である。両国関係を冷え込ませた民主党政権時には途絶えたが、15年12月から再開した◆7回目を数える今回、公明党からは井上義久幹事長ら5人の国会議員が参加している。日中関係が困難な時も、公明党は独自に中国との往来を積み重ねてきた。水の流れるがごとく―まさに、この言葉がピッタリする◆国交正常化45周年を記念し、先月発刊された「人民日報海外版日本月刊」の特別増刊号。ここには、国交正常化にまつわる興味深いエピソードが載っている◆周恩来総理のめい、周秉徳さんの寄稿もその一つ。周さんは9月8日に北京の人民大会堂で開催された国交正常化を記念する式典で、伯父と公明党創立者とのエピソードを語ったことをつづる。中日友好の大切さについて周さんは、伯母の鄧頴超女史から「後世にも伝えていくのよ」と強調されたとも紹介していた◆来年の9月8日で、党創立者の歴史的な日中国交正常化への提言から50年の佳節を迎える。原点を大切に、ブレずに平和外交を進める公明党。明年も信頼の絆をさらに深めていく。(広)

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