e世界防災フォーラム開幕

  • 2017.11.27
  • 情勢/国際

公明新聞:2017年11月26日(日)付



被災地の経験と教訓を発信

仙台市



東日本大震災の経験と教訓を共有し、国内外へと発信する「世界防災フォーラム」(実行委員会主催)が25日、仙台市で開幕した。

同市で2015年に開かれた国連防災世界会議で採択された指針「仙台防災枠組」に沿って、議論と協働を深めようと、40を超える国と地域から900人以上の防災の専門家が集まり、きょう26日から28日まで50のセッションが企画されている。災害リスクの軽減から復興・再生までを包括する概念として「BOSAI」との言葉を世界へ浸透させることもめざす。

25日の前日祭では、被災地の高校生らが防災への取り組みを発表。宮城県女川中学校の卒業生でつくる「女川1000年後のいのちを守る会」の代表が、津波到達地点への石碑の建立などの活動を報告した。

また、震災後、同県気仙沼市浪板地区の住民の絆を強めた郷土芸能「浪板虎舞」の演舞も披露され、会場を大いに盛り上げた。

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