eコラム「北斗七星」

  • 2017.11.15
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年11月15日(水)付



沖縄に「島ちゃび」という離島苦を意味する言葉がある。島と聞くと透明度の高い海や、珍しい動植物など心躍るイメージが強い。だが実際には医療や教育、物価高など多くのハンディを抱えているのが実態だ◆日本は世界有数の海洋国家。排他的経済水域は447万平方キロで世界第6位。それを支えるのが他ならぬ離島である。島の存続には安心して暮らせる基盤づくりと、その支援が不可欠だ。離島振興は国の責務で進めるべき重要課題である◆先の衆院選。比例区の公明党得票率で沖縄県南大東村が50.37%と全国1位に。2位は同県北大東村で48.04%。いずれも絶海の孤島。沖縄は11市町村で公明党が比例第1党に輝いたが、そのほとんどが離島だった◆これもひとえに党員、支持者の奮闘の賜だが、公明党に対する期待が高いのも事実だ。山口那津男代表は2010年に南大東村や与那国町など沖縄の島々を訪問。離島振興対策本部を中心に支援拡充を図る法改正など着実に実績を築いてきたことも、信頼を広げている要因の一つだろう。今も「党代表が来島した」と語り継がれている◆10日の全国県代表協議会で公明党は「生活者の夢や希望であり続ける」と確認。離島振興に力を注ぐ公明党は島の"夢と希望の灯台"だ。島ちゃびの克服へ、公明党は闘い続ける。(治)

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