e東京オリパラまで1000日 機運高め、さあ成功へ!

  • 2017.11.06
  • エンターテイメント/情報
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公明新聞:2017年11月5日(日)付



新競技の体験など 各地で記念イベント

福島の学生が「復興五輪」発信



2020年夏の東京オリンピック開幕まで10月28日で1000日となり、11月29日にはパラリンピック開幕1000日前の節目を迎えます。大会成功に向けた機運を高めようと、各地で行われた記念イベントの模様を紹介するとともに、鈴木大地スポーツ庁長官にメッセージを寄せてもらいました。

「わっしょい! わっしょい!」。東京・日本橋(中央区)では10月28日、東京都と大会組織委員会が主催する記念イベントが開かれ、威勢のいい掛け声が飛び交う中、「1000」の数字を一文字ずつ載せた山車が練り歩きました。

五輪出場経験のあるウエートリフティングの三宅宏実選手や、競泳の入江陵介選手らも法被姿で加わり、場の盛り上げ役に。入江選手は「大歓声の中で、自分史上最高の泳ぎで最高の結果を残したい」と決意を語っていました。

五輪・パラリンピック競技を広く知ってもらう「青山スポーツフェス2017」(大日本印刷などでつくる実行委員会主催)が同28、29の両日、東京・新宿区の明治神宮外苑総合球技場で開催されました。

パラリンピック競技である5人制サッカー(視覚障がい者らによるサッカー)の選手が、高い技術のボールさばきを披露。神奈川県大和市の石坂愛梨さん(36)は「障がい者スポーツに興味があり、参加した。東京五輪が近づく中でこうした体験イベントが増えるのが楽しみです」と話しています。

また、東京大会で正式種目となるスポーツクライミングの体験スペースでは、東京・江戸川区の浜田大地君(10)が「難しかったけど、楽しかった」と述べ、額に汗を浮かべていました。

都などは11月29日、パラリンピックに関連した記念イベントとして、東京スカイツリー(墨田区)で選手らによるトークセッションを行う予定です。

東京大会は「復興五輪」を掲げ、東日本大震災の被災地で野球やソフトボールなどが実施されます。そこで、福島市では同28日、大学生や高校生らが復興へのアイデアを競い合うコンテスト(福島大学の学生などでつくる実行委員会主催)が活発に開かれました。

学生たちは間伐材を活用した卓球ラケットの生産から地域活性化をめざす取り組みや、伝統的な会津野菜を外国人に広く提供する企画を提案。「福島から東京五輪を盛り上げよう」と誓い合っていました。


国民の健康増進、社会の活力につなげたい

スポーツ庁長官 鈴木大地氏


スポーツ庁の創設から2年、東京大会成功に直接関わる事案として、競技力向上や、新国立競技場の整備などを重要課題として取り組んできました。

その一方で、大会を契機に、次世代に誇れるレガシー(遺産)をいかに創出していくかを考えてきた2年間でもありました。スポーツに対する国民の意識を高め、参画人口を増やし、それにより、国民の「健康」が増進し、社会に活力が生まれる。これこそ、スポーツ庁として取り組むべきレガシーだと考えました。

残り1000日。スポーツの機運を高めるために日本選手の活躍は不可欠であり、これまで以上に競技力向上に取り組みます。また、レガシー創出に向け、「する」スポーツだけでなく、「みる」「ささえる」の観点からも、東京大会の盛り上がりを全国へ広げ、経済や地域の活性化にもつなげていきたいと思います。

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