e子どもの郷土愛 育もう

  • 2017.11.06
  • 生活/生活情報

公明新聞:2017年11月4日(土)付



地域交流で「ふるさと教育」

高知・ 四万十市



高知県四万十市では今年度から、子どもたちが地域住民と交流しながら、郷土の歴史や文化、自然などを学ぶ「ふるさと教育」を進めている。2014年度から市全体の学力向上を図るため、市内25の全小中学校が教育活動の充実などをテーマに取り組んできた指定研究「一校一役」の一環の新たな取り組みとして、その成果が注目される。

子どもたちの郷土愛などを育むふるさと教育については、公明党の安岡明市議がかねてから定例会で積極的な取り組みを促すなど推進してきた。

ふるさと教育は、小学校と中学校をそれぞれ3校ずつ指定して実施。川登小と大川筋中、東中筋小と八束中、大用小と大用中がそれぞれ連携しながら、取り組みを進めている。

市教育委員会によると、各校で地元の歴史や文化、地名の由来や自然、産業などを調べて、郷土愛を育みながら学習課題を広げるのが狙い。徳弘純一教育長は「学年に応じた気付きや新たな発見があると思う。地域に目を向けて、地域の人材から学ぶ取り組みにつなげたい」と話している。来年1月には、「一校一役」の取り組みを各校が共有するための発表会を予定しており、今後の広がりも期待される。

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