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  • 2017.10.31
  • 生活/生活情報

公明新聞:2017年10月31日(火)付



昼夜定時制高校を視察
単位制では県内初
党愛知県議団



公明党愛知県議団(小島丈幸団長)はこのほど、名古屋市に今年度開校した県立城北つばさ高校(金子悟校長)を訪れ、現状や課題を聞いた。同校は県内の県立高校では初めて、昼・夜の定時制課程を単位制で行っている。

党県議団は、犬飼明佳議員が2012年10月の委員会で昼間定時制高校について取り上げ、昼間定時制が、不登校や経済的な理由により高校で学ぶ機会を失った生徒の受け皿になっていることや、数が不足していることを指摘。県内で5校目となる昼間定時制の新設を提案し、来年度閉校する県立愛知工業高校の校舎・設備を活用して低コストで早期に開くよう求めるなど推進してきた。

城北つばさ高校の昼間部は普通科で、夜間部はものづくり科。単位制なので、学ぶ時間や内容を自分で選べる。両科共通の選択科目を設けることで夜間の生徒が昼の授業を受けることができ、条件を満たせばアルバイトも単位認定される。

金子校長は「中学時代に不登校で成績の低かった生徒が、一日も欠かさず登校し、試験でも高得点を取っている」と話し、同校への進学が再チャレンジのきっかけになっていると説明。また、党県議団と校長は施設の充実や教職員を増やす必要性などについて意見を交わした。

小島団長は視察後、「子どもたちの可能性を開くため、学習歴がさまざま異なった生徒に対応する学校の拡充を今後も後押ししていく」と語っていた。

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