eコラム「北斗七星」

  • 2017.10.03
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年10月3日(火)付



球児たちが白球を追って全力プレーを繰り広げる高校野球。日本高校野球連盟は来春のセンバツから、甲子園大会に「タイブレーク」を導入することを決めた◆タイブレークは延長戦に入った場合に、決められた回からは1死満塁などの状態で攻撃を始め、得点が入りやすくするルール。延長戦に決着を付け、連投などによる投手の負担を減らすことが導入の第一目的とされている◆だが、甲子園での数々の熱闘に心を熱くしてきたファンとしては、緊迫した延長戦に"人工的な決着"が付けられるのは残念な気もする。1969年に三沢高(青森)のエースとして延長18回・引き分け再試合を投げ抜いた太田幸司さんも、NHKの番組で「すべてを一律に規制するのはどうかと思う」と語っていた◆無論、選手の健康管理は大切だが、できれば主役である球児たちが、心ならぬ決着に無念の思いを残さずにすむ制度であってほしいと願う◆いま国政でも少子高齢化、人口減が進む中、若者たちが未来に夢を持ち、活躍できる社会をどう築くかが大きな課題となっている。すべての若者が可能性を存分に発揮できる社会づくりをめざして、雇用、教育をはじめ、あらゆる分野でサポート体制をしっかりと整えていかねばならない。若者の笑顔こそ、日本の未来への宝だから。(千)

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