e対北制裁 各国と連携

  • 2017.09.12
  • 情勢/国際
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公明新聞:2017年9月12日(火)付



国連決議採択へ尽力
首脳会談踏まえ 日ロ関係の進展めざす
自公党首が確認



安倍晋三首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は11日昼、首相官邸で会談し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮問題への対応について、国連安全保障理事会で、北朝鮮に対してより厳しい措置を盛り込んだ制裁決議の採択をめざす方針を確認した。

席上、山口代表は、北朝鮮への国際社会の圧力を強化する「国連決議の採択をめざしてもらいたい」と強調。安倍首相は、「各国との連携をしっかり取っていくことが大事だ。一致点を見いだし、新たな決議を作り出していく」と語った。

また、山口代表は、自身を団長とする党訪ロ団がきょう12日に出発することに触れ、「(日本とロシアの)政府間のやり取りをベースに、与党として日ロ関係の進展に寄与できるよう努力したい」と力説した。

安倍首相は、先日ロシアで行われた東方経済フォーラムやプーチン大統領との首脳会談の概要を説明。プーチン大統領との会談では、北方四島での共同経済活動について具体的に前進したことを成果の一つに挙げるとともに、公明党の訪ロを大統領に伝えたと述べた。

一方、山口代表は、次期臨時国会の召集日について、「与党は25日の週との考えだ」と表明。10月の衆院3補欠選挙に関しては「もともと与党の議席なので、しっかり準備して勝ち取りたい」と語った。


党訪ロ団 きょう出発


山口代表ら駐日大使と懇談


公明党の山口那津男代表を団長とする党訪ロ団はきょう午前、ロシアに向け成田空港を出発する。党訪ロ団メンバーは、遠山清彦国際局長(衆院議員)、稲津久地方議会局長(同)、山本香苗参院政策審議会長。

出発を前に党訪ロ団は11日、都内のロシア大使館でエヴゲーニー・アファナシエフ駐日大使と懇談した。

席上、山口代表は、今回の訪ロの目的について、北方四島での共同経済活動の進展や北朝鮮問題の解決へ「理解と連携を深めていきたい」と述べた。

アファナシエフ大使は北朝鮮の核実験などを強く批判し、「朝鮮半島の非核化をめざしている」と語った。

一方、山口代表とアファナシエフ大使は、日ロの関係深化へ政党間交流を進めていくことが重要との認識で一致した。

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