e藻類から燃料を量産化

  • 2017.08.09
  • 情勢/テクノロジー

公明新聞:2017年8月9日(水)付



再エネ実験施設を視察
福島・南相馬市で党環境部会



公明党環境部会の若松謙維参院議員と真山祐一衆院議員は8日、福島県南相馬市の農地に整備された「藻類バイオマス生産実証実験拠点」を訪問し、関係者と意見交換した。

同施設では、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興をめざし、藻を活用したバイオ燃料の量産化に取り組んでいる。具体的には、福島県内の川や池から原料となる藻を採取。栄養分を与えて培養、加熱し高圧を加えるなどして、バイオ燃料を生成している。

研究開発の中心役を担う筑波大学の渡邉信教授は「震災で打撃を受けた地を再生可能エネルギーの世界最先端の研究拠点にしたい」と強調。実用化に向けては、コスト低減などが課題だと説明した。

視察を終え、若松氏は「福島を再エネの先駆けの地とする『新エネ社会構想』の実現につなげていきたい」と力説した。

視察には安部泰男県議、志賀稔宗・南相馬市議、塩田美枝子、小野茂、塩沢昭広の各いわき市議が同行した。

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