e政治家への信頼  「議員力」のたゆまざる錬磨こそ

  • 2017.08.02
  • 情勢/解説

公明新聞:2017年8月2日(水)付



この夏、公明党は伝統の夏季議員研修会を各地で開催している。議員活動のいっそうの強化をめざし、国・地方の政治課題、政策課題の研さんや各地の取り組みなどを通じて、互いに切磋琢磨し合う場としていきたい。

夏季議員研で山口那津男代表は、「公明党への信頼度は『議員力』に表れている」と強調している。

「議員力」とは、具体的に「政策力」「発信力」「拡大力」「現場力」であり、有権者から厚い信頼を得るには、この四つの力を磨くことが欠かせない。

7月の都議選では、小池百合子知事率いる都民ファーストの会に強い追い風が吹く中、公明党は全員当選を果たすことができた。これも、公明候補の「議員力」に対する有権者の信頼や期待の表れにほかならない。

「議員力」を磨く上で確認しておきたいのは、継続することの重要性である。この点は、各地の研修会における活動報告でも共通している。

例えば、初当選以来、朝の街頭演説を平日に毎日続けている市議会議員がいる。説得力ある話をするには政策に通じる必要がある。その中で「政策力」や「発信力」が磨かれていく。また、毎朝街頭に立ち続けることで顔見知りが増え、やがて市民相談を通じて支持者になる人もいよう。「拡大力」「現場力」も鍛えられる。

地道な地域活動やSNSの活用など取り組み方はさまざまだが、忘れてはならないのは、それらを粘り強く続けることである。たゆまざる「議員力」の錬磨があってこそ、有権者の信頼を得られる。

時あたかも国・地方問わず議員の不祥事や不適切な発言が後を絶たず、「議員力」の高低以前の問題として、政治家の資質がいかにあるべきかが厳しく問われている。

政治はどこまでも結果である。説明責任や政治家を育てる政党としてのガバナビリティー(統治力)抜きの政治があり得ぬことは言をまたない。

公明党には「大衆とともに」との不動の原点がある。どこまでも一人一人に寄り添い、小さな声を大切にする姿勢を貫く中でこそ、政治への信頼が培われることを忘れてはなるまい。

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