e豪雨禍から住民守る

  • 2017.07.31
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年7月31日(月)付



白川の河道工事が完了
公明県議が視察
熊本市



2012年7月の九州北部豪雨に伴う河川の氾らんによって、熊本市北区の龍田陣内地区で大規模な浸水被害を出した白川の河道を、緩やかなカーブに切り替える県の工事が今年6月に完了した。同事業を推進してきた公明党県議団の城下広作議員は先ごろ、同地区を訪れ、住民と喜び合った。

同地区では床上・床下浸水など154戸が被害を受けた。このうち110戸を県が買収し、14年12月から、被災した住宅地を掘削して新たな河道を設ける工事に着手。6月6日に河道切り替え工事は完了したが、今後も旧河道の埋め戻しや新河道の護岸工事などは継続される。

「だいぶ景観も良くなった。周辺住民にも安心が広がっている」。住民の一人、松﨑欣五郎さん(82)は笑みを浮かべる。その一方で「少しでも阿蘇地域で雨が降れば、この辺の水位が増えることに変わりはない」と、"あの日"の教訓も忘れない。

豪雨による白川氾らんなどへの防災・減災対策については、城下議員が12年9月議会や13年6月議会などで「県民の安全・安心を守る具体的な対策を行うことが行政の使命」と訴え、県に対応を求めていた。

現地視察を終えた城下議員は「近年、豪雨災害はいつどこで起きてもおかしくない。引き続き、県民の命を守るためにあらゆる手立てを講じていきたい」と決意していた。

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