e福島復興の切り札に

  • 2017.07.31
  • 情勢/テクノロジー

公明新聞:2017年7月29日(土)付



イノベーション・コースト構想の実現へ
政府一体で産業創出
関係閣僚が初会合



政府は28日、首相官邸で、安倍晋三首相が出席し福島県浜通り地域に新産業を創出する「福島イノベーション・コースト構想」の実現に向けた関係閣僚会議の初会合を開いた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で壊滅的な被害を受けた福島の復興へ主要な役割を担う同構想の実現を、各省庁が連携を強化して推進することを確認した。

石井啓一国土交通相、高木陽介経済産業副大臣(原子力災害現地対策本部長)、長沢広明復興副大臣(いずれも公明党)らが出席した。

同構想は、今年5月に成立した改正福島復興再生特別措置法で推進が法定化され、国家プロジェクトに位置付けられた。

席上、高木副大臣が同構想のこれまでの経緯や進ちょく状況を説明。安倍首相は「構想は福島復興の切り札であり、政府一体で取り組んでいかなければならない。構想の実現に全力を尽くし、受け身ではなく能動的に取り組んでいく」と強調した。

会議では、廃炉やロボットの研究・開発拠点の整備をはじめ、農林水産分野などのプロジェクトの具体化、企業誘致、研究者らの担い手育成などに重点的に取り組む基本方針も決めた。

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