eJR常磐線 復旧工事を加速

  • 2017.07.10
  • 生活/生活情報

公明新聞:2017年7月8日(土)付



福島県内で高木氏 帰還困難区域の駅を視察
19年度末までの全線開通めざす



高木陽介経済産業副大臣(原子力災害現地対策本部長=公明党)は6日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で一部不通となっているJR常磐線の復旧状況を調査するため、帰還困難区域内にある福島県双葉町の双葉駅や大野駅(大熊町)、夜ノ森駅(富岡町)を視察した。

常磐線は、2019年度末までの全線開通に向け復旧工事が進められている。不通の竜田(楢葉町)―浪江(浪江町)間のうち、竜田―富岡(富岡町)間は、今年10月ごろに開通予定。特に、大野―双葉間は空間放射線量が高いため、早期の除染が求められている。

双葉、大熊両町では、帰還困難区域内に設ける居住可能な特定復興再生拠点(復興拠点)の整備計画で、駅周辺などを検討している。

高木副大臣は、各駅で担当者から復旧状況の説明を受け、避難路の確保などで意見交換。その上で、視察後には「全線開通へ着実に工事が進ちょくしている。各省庁一体でJRや地元自治体と協力し、作業を加速させたい」と強調した。

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