e合意形成力を生かす

  • 2017.07.04
  • 情勢/解説

公明新聞:2017年7月4日(火)付



山口代表が強調 小池都政で政策競い合う



公明党の山口那津男代表は2日深夜、東京都新宿区の党本部で、都議選結果の大勢判明を受けて記者会見し、大要次のような見解を述べた。

一、党員、支持者の方々、とりわけ創価学会の皆さまからご支援を賜り、さらに幅広い都民のご理解をいただいての公明党23候補の全員当選になった。公明党の小池都政を支えていく姿勢や、スピード感のある政策実現力、議会での合意形成力を評価していただいたと受け止めている。

一、(公明党と都民ファーストの会が都議会の過半数を確保したことについて)推薦し合った選挙区で期待する結果に結び付いた。政策合意を結んでいるので、その実現に力を合わせていきたい。二元代表制の下、議会側で知事を支える安定勢力が形成され、都政の前進に好ましい基礎がつくられた。都民の期待にたがわないよう、これを生かしていくことが重要だ。公明党の実績や経験、結束力も生かし、都議会での幅広い合意形成を心掛けていく。

一、(都議会が都政をチェックする役割について)公明党は、知事と連携して私立高校授業料の実質無償化などを実現してきたが、築地市場の豊洲市場への移転では、「早く決断すべきだ」と知事に物申し、知事は都議選前に方向性を示した。これからも知事の都政運営を支えるが、時には政策を競い合い、都政を前に進めていきたい。

一、(自民党との関係について)国政と都政は別で、今回は都政に対する審判だった。国政では引き続き自公連立政権の役割が重要だ。お互いに連立政権に影響を与えないよう対応してきた。引き続き、揺るぎない結束で国民の期待に応えていきたい。

一、(民進党や共産党の獲得議席について)民進党や共産党は、都議選でも国政のテーマを声高に訴えていたが、それがどう議席に反映されたかは冷静に受け止めるべきだ。共産党は飛躍的に伸びたわけではない。むしろ、自民党の受け皿となったのは、都民ファーストの会だったのではないかと受け止めている。

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