e都議選スタート 序盤の戦いで劣勢ハネ返そう

  • 2017.06.26
  • 情勢/解説

公明新聞:2017年6月24日(土)付



東京改革を「前へ進める」のか「後退させる」のか―。

首都の未来がかかった東京都議選が23日告示され、公明党の23候補は7月2日(日)の投票日に向け気迫の遊説を開始した。絶対に負けるわけにはいかない。

今回の都議選の争点は何か。それは、昨年誕生した小池知事が進める都政改革の是非である。

ここで重要なことは、都政は知事だけで前に進めることはできないという点だ。いずれも有権者によって選ばれた知事と議会が「車の両輪」となることが欠かせない。

その議会を構成する議員を選ぶのが都議選だ。公明党の山口那津男代表が遊説第一声で、「都知事と歯車を合わせ、都政を前に進めることができる政党はどこか、候補者は誰なのかが問われる」と強調した意義は大きい。

この点、都議会公明党が都政改革を前進させる力量を備えていることは、数多くの実績からも明らかである。

一例として、政務活動費を全面公開したことが挙げられよう。他の自治体でも政務活動費をめぐる不正使用が相次ぐ中、収支報告書と領収書の写しなどをインターネット上に全面公開し透明化させた。他党からの反発もあったが、最後は公明党が合意形成の要となって実現させてきた。

しかし、公明党を取り巻く情勢はかつてなく厳しい。小池知事率いる都民ファーストの会は勢いに乗り、これに危機感を強める自民党は保守層の票固めに全力を挙げ、共産党は政権批判の"受け皿"として支持拡大に躍起だ。

こうした中で公明党の23候補は、各選挙区で劣勢に立たされており、他党を上回る拡大が急務である。

改めて確認したいのは、序盤の戦いが勝敗のカギを握るということだ。期日前投票をする人が増加傾向にあることを踏まえれば、なおさらである。実際、昨年の参院選では期日前投票者数が過去最高を記録し、東京都では投票日当日と期日前投票を合わせた全投票数の24%に上った。

きょうから期日前投票が始まる。これまで広げた支援の輪を確実な1票にしながら、新たな票拡大にも挑戦を続け、この序盤で劣勢をハネ返したい。

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