eコラム「北斗七星」

  • 2017.06.23
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年6月23日(金)付



坂本龍馬が新しい日本の基本方針として「船中八策」を示したとされるのは、ちょうど150年前の1867(慶応3)年6月。大政奉還、上下両院設置による議会政治などが記され、その後の日本は、これに沿うように近代国家への道を歩み始める◆「船中八策」の成文過程には諸説あり、龍馬が独自に起草したことを明確に示す史料はない。しかし、大政奉還後の同年11月には、内容がほぼ共通する国家構想として書き残した「新政府綱領八策」が現存している◆その内容は、第一に「天下有名の人材を招致」、第二に「有材の諸侯を撰用」と。新しい日本を築くため、一にも二にも重要なのは、国のために働く能力と見識を持った"人"であると見定め、誰よりも早く、新政府の人事構想を練っていた◆きょう告示の東京都議選は、日本の首都を舞台にした政治決戦。その行く末は、候補という"人"を選ぶことで決まる。選挙目当てのデマ宣伝やパフォーマンスに惑わされず、都民のために汗をかいて一生懸命に働いてくれるのは、どこの誰なのかを厳しく問いたい◆「東京改革」の要として、数々の実績を残し、現実的な政策を前に進める確かな実力と経験を兼ね備えた公明党の23氏。きょうから9日間の勝負。一人一人を語り抜き、断じて全員当選を勝ち取ろう!(祐)

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