e東京都議選 若者は告示後に投票先を決める

  • 2017.06.22
  • 情勢/解説
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公明新聞:2017年6月22日(木)付



勝敗決するこれからの対話
候補者の政策や主張など語ろう



一平 都議選が、いよいよあす告示(7月2日投票)されるね。若者はどんな投票行動をするのだろう。


京子 東京都の選挙管理委員会が公表した前回の都議選(2013年)に関する世論調査を見ると、その傾向が分かるわ。


支局長 20、30代で投票日に投票した人が候補者を決めた時期は、「投票日当日を除く選挙期間中」と答えた人が20代で48.6%、30代で51.7%でした。およそ2人に1人が、告示日から投票日前日までの間に投票する候補者を決めていたのです。


京子 「投票日当日に決めた」という人は、全世代平均では17.1%だったけど、20代は25.7%、30代は31.0%と多かったのよ。


一平 投票日に投票した20、30代の7割以上が、告示日以降の選挙期間中か投票日当日に投票する候補者を決めていたんだ。それでは期日前投票を行った20、30代はどうだったのかな。


京子 「投票当日を除く選挙期間中」と答えた人が20代で41.7%、30代で58.8%だったわ。また、「期日前投票を行ったその日に決めた」という人は20代で25.0%、30代で5.9%よ。


支局長 両者を合わせると、期日前に投票した20、30代の6割以上が、告示日以降の選挙期間中か期日前投票を行ったその日に投票する候補者を決め、期日前投票を行っていました。


一平 「投票日に投票した人」「期日前に投票した人」ともに、20、30代の若者は、投票する候補者を遅く決める傾向があるのですね。


支局長 そうです。ですから青年層への支持拡大は、告示日以降の戦いが極めて重要です。友人、知人に公明党の青年実績を訴え、党理解の輪を大きく広げていきましょう。一平君。


一平 分かりました。ところで若い有権者は、投票する候補者を、どんな理由で決めていたのかな。

京子 同調査はまず、全ての世代を対象に候補者を選んだ理由を聞き、その上位4項目について年齢別に分類しているの。それによると、「候補者の政策や主張に賛成だから」(20代25.5%、30代37.3%)、「国政全体、都政全体のことを考えてくれる人だと思ったから」(同36.2%、同28.0%)、「自分の日常の暮らしを守ってくれる人だと思ったから」(同23.4%、同25.3%)、「自分の支持する政党の推薦する人だから」(同14.9%、同9.3%)だった。


支局長
候補者の政策や主張、国政や都政全体のことを考えているかどうかを重視している傾向が分かります。従って、候補者の政策や実績、人柄、国や都における公明党の活躍ぶりをしっかり語っていくことが大切です。


18、19歳も同じような傾向


一平 なるほど。それから、昨年の参院選から18歳選挙権が初めて導入されたけど、その投票行動はどうだったのかな。


京子
都選挙管理委員会の前回参院選に関する調査があるの。同調査で、投票した候補者をいつ決めたのかについて見ると、投票日に投票した人で「投票日を除く選挙期間中」と答えた人は、18歳で40.0%、19歳で66.7%。「投票日当日に決めた」と答えた人は、18歳で40.0%、19歳で22.2%だったわ。


支局長 両者を合わせると、投票日に投票した18、19歳の有権者の8割以上が、参院選公示日以降の選挙期間中と投票日当日に、投票する候補者を決めていました。


京子 20、30代の有権者と同様、18、19歳の有権者も投票する候補者を決めるのが遅い傾向にあるのよ。


一平
分かった。僕たち若者が公明党23氏の全員当選へ向け、最後の最後まで支持拡大の先頭になって取り組んでいくことが大切だね。よーし、頑張るぞ。

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