e子どもの心理 配慮必要

  • 2017.06.16
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年6月16日(金)付



捜査による負担を軽く 親の性犯罪
刑法改正案で佐々木さん



15日の参院法務委員会で公明党の佐々木さやかさんは、性犯罪を厳罰化する刑法改正案について、「性犯罪は『魂の殺人』といわれ、歩んできた人生を一瞬で破壊する悪質、重大な犯罪だ。被害者の声に応える改正案を必ず今国会で成立させるべきだ」と力説した。

また、改正案で、親などが立場を利用し18歳未満の人に性的行為をした場合、脅迫や暴行がなくても罰する「監護者性交等罪」が新設されることを評価。その上で、「子どもの供述が重要な証拠になるが、被害を受けている心理状態に配慮しなければならない。捜査過程での負担軽減が重要だ」と強調した。

法務省の林眞琴刑事局長は、児童の負担軽減や供述の信用性確保の観点から、「検察庁と警察、児童相談所の担当者が協議し、代表者が事情聴取を行う取り組みが全国で進行中だ。今後も推進していく」と答えた。

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