eコラム「北斗七星」

  • 2017.06.16
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年6月16日(金)付



近年、海外で活躍する日本人アスリートが増えている。先日、今季限りでの引退を発表した女子ゴルフの宮里藍選手。全米ツアーで9勝し、日本人で初めて世界ランキング1位にも輝いた◆だが、そんな宮里選手も2006年に米ツアーに本格参戦して3年間は勝利から見放された。スランプに落ち込み、「ゴルフをやめたい」と思う日もあったという◆しかし宮里選手は前向きに挑戦を続け、83戦目で初優勝を飾った。苦難があっても、途中で決して諦めないチャレンジ精神が、栄光に導いた◆28年前の都議選で、渋谷区では公明候補がわずか13票差で次点に泣いた。選挙後に話を聞いた地元の党員の1人は、「皆が全力で戦い抜いた。だが13票差だったと知り、自分たちがもう1票、上積みしていればと悔しさが残った」と語っていた◆同区では4年後、「13票を忘れるな」を合言葉にリベンジに挑戦。定数減の中、大幅に得票を伸ばし議席奪還を果たした。「あんな悔しい思いは二度としたくない」との強い執念の勝利だった◆告示が1週間後に迫った今回の都議選も、かつてない激戦の様相を呈している。最終日まで情勢は目まぐるしく変化する。いろいろな情報に一喜一憂することなく、公明候補への支援を全力で訴え続け、悔いのない活動をやり遂げたい。(千)

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