e介護、看護の充実へ調査

  • 2017.06.09
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年6月9日(金)付



留学受け入れで支援



輿水氏と市議 福祉専門学校を視察 岩手・北上市

公明党の輿水恵一衆院議員はこのほど、岩手県北上市にある専修大学北上福祉教育専門学校を訪れ、介護の人材育成の現状や外国人留学生の受け入れについて学校関係者と意見交換した。小原享子、熊谷浩紀の両北上市議、藤井幸介、菅原ゆかりの両花巻市議、森操大船渡市議が同行した。

同校は県内の介護福祉士養成施設として、離・転職者を対象にした再就職支援に力を入れている。

懇談の席上、横島雄三副校長は、国が外国人の在留資格に「介護」を創設したことを受け、「新たな入試制度として介護に意欲のある外国人留学生の受け入れを始めた」と説明。外国人の留学から就労、安心して暮らせる住まいの確保、日本語教育の充実などへの支援を求めた。

輿水氏らは「姉妹都市との連携強化や空き家を活用した住環境の整備が重要だ」と述べ、「外国人が日本の介護現場で活躍できるよう魅力ある介護職にしていきたい」と答えた。この後、一行は同市役所で髙橋敏彦市長と懇談した。


ロボットや機器の活用


党福岡県議団 開発企業2社を訪問 北九州市

公明党福岡県議団(森下博司団長)はこのほど、医療・介護用のロボットや機器を開発している中小企業の取り組みを調査するため、北九州市小倉北区にある製造業2社を視察した。これには森下団長のほか、二宮真盛、壱岐和郞、松下正治の各議員が参加した。

初めに一行が訪れた「リーフ」(森政男代表取締役社長)では、利用者と共に自走する歩行リハビリ支援ロボット「Tree(ツリー)」を開発。歩行の際に足を置く位置を画面に表示したり、音声での分かりやすい案内により、適切な歩行リズムを促す。また、歩行練習の記録をデータ管理できるため、リハビリの指導者が代わっても、適切な練習メニューを再現することができる。

医療・介護の現場でも同ロボットの実証実験を重ねており、「効率的な歩行練習が可能になった」「利用者のモチベーション(意欲)が高まった」などと好評を博しているという。今後の展望について、森社長は「安全性やコスト面でさらなる改良を重ね、来年から量産化していきたい」と意気込んでいた。

続いて訪問した「豊光社」(倉光宏代表取締役社長)では、血圧測定技術の習得を支援するシステム機器をはじめ、開発中の医療機器などについて説明を聞いた。

視察後、森下団長は「医療・介護現場のニーズ(要望)に即したロボットや機器であり、活用が期待される。こうした製品の開発を進めている中小企業の支援に今後も力を入れていく」と語っていた。


育成や確保対策探る


公明県議と市議団 市立看護短期大学へ 川崎市

公明党川崎市議団(沼沢和明団長)はこのほど、市立看護短期大学を訪れ、急速な高齢化の進展に伴い、地域医療の担い手として期待が高まっている看護師の育成・確保対策を探るため、坂元昇学長らと意見交換した。これには、西村恭仁子・神奈川県議も同行した。

一行は、坂元学長の案内で基礎看護実習室や講義室、図書館などを訪れ、学生が講義を受けている様子を視察した。坂元学長は「看護師は、地域包括ケアの推進役として高い専門性や教養が求められている」と指摘し、「年間を通して学生のスケジュールが過密になっていることが課題だ」と話していた。

沼沢団長は、会派として看護師の確保や地域医療の充実に向け、同短大の4年制化について定例会で訴えるなど、一貫して取り組んできたことを強調。その上で、市の人口が150万人を突破したことに触れ、「市民の安心を守る看護人材を輩出するため、学生の教育環境の充実に取り組んでいきたい」と話していた。

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