e都の保育所増設

  • 2017.06.05
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年6月5日(月)付



"共産の実績"とは厚かましい
予算に反対、「裏付け」も噴飯物



東京都内の認可保育所増設について共産党が「4年前に躍進した力で増設」などと自分たちの実績であるかのように喧伝していますが、全くのデタラメ。増設を推進するどころか、関連する都の予算に反対してきたのが共産党です。

前回2013年都議選以降に限っても、保育の受け皿確保へ予算額を増額し、区市町村への支援強化を盛り込んだ14年度予算に共産党は反対。借地を活用した認可保育所などの設置支援事業の創設が計上された15年度予算にも反対。保育人材の確保・育成を加速させる予算を盛り込んだ16年度予算にも反対しました。反対した予算に盛り込まれた事業を"実績"とアピールするのですから、厚かましいにもほどがあります。

共産党は"実績"と言い張る根拠として、前回都議選で得た議案提出権を使って出した、「用地費を補助する条例案」を挙げています。しかし、同条例案なるものは現実性がないため、他会派の賛同が全く得られず否決された代物。実現できなかった「条例案」を"実績"の根拠にするとは、まさに噴飯物です。

さらに、共産党は苦し紛れに、前回都議選の躍進を力に「都有地活用の具体的提案を繰り返し行い」(志位和夫委員長)とも言っていますが、都有地活用は既に07年3月に都議会公明党がいち早く提案。これを受けて都が翌08年3月に都有地活用の実施要綱を改正し、都有地に保育所を設置する扉が開かれたのです。

そもそも保育所開設は、共産党が言うように、都議会で主張すれば4年間で次々と実現できるような簡単なことではありません。政府・与党による「待機児童解消加速化プラン」の着実な実行と、それに呼応した都や区市町村の取り組みが相まって進んできたのです。

共産党の保育所増設に関する実績横取りは、多くの関係者の労苦を踏みにじるものです。

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