e待望の産後ケア事業

  • 2017.05.12
  • 生活/子育ての補助金・助成金

公明新聞:2017年5月12日(金)付



子育て支援 切れ目なく
東京・千代田区



東京都千代田区では4月から待望の「産後ケア事業」がスタートし、好評を博している。公明党の大串博康、米田和也の両区議は区内の保健所でこのほど、渡部ゆう健康推進課長と意見交換した。

同事業は、おおむね産後4カ月未満の子を持つ母親を対象に、病院などでの宿泊や助産師による家庭訪問により心身のケアを図るとともに、育児相談に応じるもの。

宿泊型と訪問型があり、宿泊型は1人6泊7日まで1日当たり利用料約3万円(うち利用者は1割を負担)。訪問型は1人3回まで1回当たり利用料約1万円(同1割負担)。

同区では、所得制限がなく18歳までの子どもの医療費を助成するなど先進的な取り組みを行っているが、妊娠・出産・産後の切れ目ない子育て支援として、産後ケアの充実が求められていた。

このため大串、米田の両区議は、さらなる子育て支援を求め、議会質問で訴え続けるとともに、区長への予算に関する要望でも最優先課題の一つに挙げてきた。

意見交換で渡部課長は、宿泊型ケアについて「初年度は10件の利用を想定していたが、1カ月で既に7件の申請があり、潜在的ニーズの高さに驚いている」と説明。大串、米田の両区議は「さらなる子育て支援策の充実を図り、この街に住んで良かったと住民に実感してもらえる街づくりに尽力したい」と応じていた。

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