e法曹めざす若者を応援

  • 2017.03.27
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2017年3月25日(土)付



参考人が意義を強調
司法修習生に給付金
衆院法務委で国重氏質問



衆院法務委員会は24日、司法修習生に「修習給付金」を支給する制度の創設を盛り込んだ裁判所法改正案に関する参考人質疑を行った。公明党の国重徹氏が質問に立った。

冒頭の意見陳述で、日本大学大学院教授の角田正紀参考人は、「改正案に強く賛成だ」と表明した上で、司法試験出願者数が近年、激減していることについて、「主たる原因は、明らかに学生の経済的負担が重すぎることと、法科大学院の合格率が非常に低迷していることだ」と指摘。

今回の改正について、「過重な経済的負担の解決策として大きな有効性を持つのは間違いない。法曹をめざす若者の気持ちの面で応援になる効果もあるだろう」との考えを示した。

質疑で国重氏は、高い学費と時間が必要とされる医学部の志願者が増えていることに触れ、「法曹志願者の減少には複合的な原因があると思うが、何が一番大きな原因なのか」と聞いた。

角田参考人は「返済を求める奨学金が勉強しようとする若い人たちの負担になり、意欲自体を低下させているのであれば、できる範囲のことをやっていかなければならない」と述べた。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ