e福島の子どもに笑顔を

  • 2017.03.13
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2017年3月11日(土)付



郡山市で"夜回り先生"ら進学支援でイベント
講演とコンサート、公明後押し



福島・郡山の子どもたちに笑顔を―。"夜回り先生"こと水谷修氏らが発起人の「郡山市高校進学生入学援助プロジェクト」は10日、郡山市内で、中学生を招いた同氏の講演会と、日本のフォーク・ロック界を代表する泉谷しげる、宇崎竜童、さだまさしの3氏が初共演するチャリティーコンサートを開いた。講演会で長沢広明復興副大臣(公明党)があいさつした。

同プロジェクトは、東日本大震災の影響による経済苦で、高校入学時に必要な制服代などの諸費用が捻出できず、進路変更を余儀なくされる子どもが少なくない現状について、水谷氏が郡山市周辺の中学校関係者と懇談した際に聞いたことから発足。チャリティーコンサートの収益は郡山市教育委員会に寄付する。公明党の浜田昌良参院議員らが取り組みを後押ししてきた。

講演会で水谷氏は、家庭環境などで悩み、夜の繁華街などに居場所を求める子どもたちと向き合ってきた経験を通し「皆さんは"昼の世界"で、一人一人にある幸せの種を咲かせてほしい。たとえ一人の大人に背を向けられても、助けてくれる人はいる。生きて、生きて、生き抜いて」と訴えた。長沢副大臣は「希望すれば学べる環境を整えるのはわれわれの仕事だ」と進学支援の充実への決意を語った。陸上自衛隊第6音楽隊が演奏を行った。

講演会後、品川萬里郡山市長は記者に対し「今回のプロジェクトは、水谷氏らの子どもへの思いの結晶だ。感謝したい」と述べた。

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