e豊洲の地下水調査を確認

  • 2017.02.27
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年2月26日(日)付



たまり水の解消も
都議会特委で公明議員ら



東京都議会の豊洲市場移転問題特別委員会は25日、豊洲市場(江東区)で実施中の地下水モニタリング再調査の実施状況や、市場建物下にある地下空間などを視察した。公明党から同特別委の上野和彦副委員長(都議選予定候補=江戸川区)、伊藤こういち理事(同=品川区)、栗林のり子委員(同=世田谷区)、小林けんじ委員(同=練馬区)の各議員が参加した。

地下水調査は、都が2014年11月から定期的に実施してきたものだが、今年1月14日に発表された最終(9回目)結果では、環境基準の最大79倍のベンゼンが検出されるなど、これまでと大きく異なる数値が示された。このため都は、土壌汚染対策に関する専門家会議(座長=平田健正放送大学和歌山学習センター所長)の管理の下、1月末から3月上旬まで再調査を実施することとしている。

特別委のメンバーは、水産仲卸売場棟などがある6街区に設置された観測井戸で、決められた手順に従い、採水している様子を視察した。また、平田座長から「地下水は四つの検査機関で分析する」などの説明を受けた。このほか平田座長は「豊洲の地上は大気の(有害物質の)濃度が高くなく、問題ない」と述べた。

さらに一行は、同売場棟の地下空間を調査。同空間は以前、地下水に由来する水がたまっていたが、この日は昨年12月からの強制排水によって、既に水が引いていた。

視察後、上野議員らは「再調査が適切な方法で行われていることを確認した。3月開催予定の専門家会議で示される調査結果を注視していく」と語った。

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