e急病生徒の追試高校入試

  • 2017.02.27
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年2月25日(土)付



来春以降26府県市「対応の方向で検討」
浮島さんの主張受け、文科省



公立高校入試の受験生が急病を患った場合について、追試などの対応を今春入学者(2017年度)の選抜で実施する府県・政令市は22にとどまるものの、来春(18年度)以降の選抜での新たな対応を検討している府県・政令市は26に上ることが、文部科学省の調査で明らかになった。

インフルエンザにより高校入試で力を発揮できなかったことを苦に受験生と母親が自殺した事件を踏まえ、急病の受験生への配慮を求めてきた公明党の浮島智子衆院議員が24日、同省児童生徒課から報告を受けた。

今回の調査は、浮島さんの主張を受け、同省が急病時の「特段の配慮」を求める通知を昨年10月に出していたことから、その後の対応状況を確認するために行われた。

同省の報告によると、通知からの期間が短く、対応が間に合わなかったことなどもあり、17年度選抜で追試などの対応を新たに行うところはなかったが、新たに15府県、11政令市が「18年度以降に対応する方向で検討中」と答えた。

浮島さんは「引き続き対応を促すよう文科省に求めていく。党の地方議員とも連携していきたい」と語った。

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