e公明 各地で活発に調査活動

  • 2017.02.15
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2017年2月15日(水)付



福島・三春町
愛知・春日井市
大阪市



各地で活発に調査活動を展開している公明党議員の取り組みを紹介する。


放射線教育の拠点に


若松氏ら環境創造センターを視察

公明党福島県本部の若松謙維代表(参院議員)と大口善徳、高木美智代の両衆院議員は12日、福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」(三春町)を視察した。党神奈川県本部の議員も同行した。

同センターは、福島の環境回復・創造に取り組むための調査研究、情報発信、教育などを行う総合的な拠点施設として設置されたもので、昨年7月にグランドオープンした。一般公開されている交流棟「コミュタン福島」は、福島県の環境や放射線について正確な情報を学べる無料の体験型展示を備え、これまでに4万5000人が訪れている。

一行は、佐藤弘美副所長の案内で、自然界の目に見えない放射線の飛跡を観察できる「霧箱」や、大型モニターを使ってゲーム感覚で放射線について学べる「放射線見える化ウォール」、全球型シアターで360度の迫力ある映像を体験できる「環境創造シアター」などを見学。その後、放射線教育の拠点施設として広く活用する方策などについて活発に意見交換が行われた。

若松県代表は「放射線について分かりやすく説明してあり、"福島の今"について学べる施設だ。バス経費の補助制度もあるので、ぜひ修学旅行などで県外から訪れてもらいたい」と語っていた。


看護師不足の解消へ


新妻氏ら外国人候補生の実情聞く

公明党愛知県本部の地域包括ケアシステム推進本部(新妻秀規本部長=参院議員)はこのほど、看護現場の人材不足の課題を探るため、同県春日井市にある「春日井リハビリテーション病院」(福井雅子院長)を訪れ、経済連携協定(EPA)に基づく外国人の看護師や介護士候補生の受け入れについて実情を聞いた。これには新妻本部長、里見隆治参院議員、同推進本部の本部員、地元市議が参加した。

外国人の各候補生は、日本の病院などで働きながら国家試験に挑み、合格すれば就労できる。同病院はEPAをきっかけに、2008年から累計31人を受け入れ、正看護師4人、准看護師9人の合格者を輩出。現在、外国人10人が同病院の寮に入居し、資格取得をめざしている。

福井院長らは日本語による試験のため合格率が低く、在留期限の3年以内に正看護師の資格を取得できずに帰国する人が多いと説明。その上で、国家試験の合格は個々の受け入れ施設の努力と工夫に委ねられている現状を訴え、「学習時間や研修内容など国のガイドラインを示し、外国人の候補生の教育に力を入れてほしい」と語っていた。このほか、同病院から輩出した正看護師4人が結婚などを理由に既に帰国したとの報告を受けた。

新妻氏らは「要望を政府に伝えるとともに、国家試験合格後の外国人の定着を促すためにどのような支援が可能なのか知恵を出していきたい」と話していた。


"大阪万博"の実現を


市議会公明党 会場予定地訪れ意見交換

大阪市議会公明党(土岐恭生幹事長)はこのほど、大阪府・市が誘致をめざしている2025年国際博覧会(万博)の会場予定地である市内湾岸部の人工島「夢洲」を視察した。

大阪府の万博基本構想案によると、夢洲の約100ヘクタールを大阪万博の会場として想定しており、現在埋め立て工事が進められている。また、大阪万博の開催期間は25年5月から10月までの6カ月間を想定。入場者は3000万人以上を見込んでいることから、会場までの輸送力強化が課題の一つとなっている。

一行は、市営地下鉄中央線の延伸に伴う夢洲駅(仮称)の建設予定地とともに、同駅と人工島「咲洲」にある同線・コスモスクエア駅とを地下で結ぶ「夢咲トンネル」の内部を視察。案内に立った市港湾局の担当者は「残り約1キロがいまだ未整備のままで、事業が休止となっている」と語り、早期整備に向けた事業費の確保などを求めた。

この後、一行は大阪府咲洲庁舎を訪れ、市経済戦略局の井上雅之局長らと、今後の夢洲地区の街づくりのあり方について活発に意見を交わした。

視察後、土岐幹事長は「万博誘致の実現に向けた課題を整理しながら、国や府ともしっかり連携して大阪の活性化への取り組みを進めていく」と話していた。

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