e経済、交通の協力進める

  • 2017.02.03
  • 情勢/経済

公明新聞:2017年2月3日(金)付



インド大使の表敬受け懇談
山口代表



公明党の山口那津男代表は2日、衆院第1議員会館で、スジャン・R・チノイ駐日インド大使の表敬を受け、両国の経済協力をめぐって意見交換した。上田勇国際委員長(衆院議員)、赤羽一嘉同委員長代理(同)、浜田昌良外交部会長(参院議員)が同席した。

席上、チノイ大使は今年度7%超の成長率が見込まれるなどインド国内のエネルギー不足の状況を説明。

山口代表は「両国のエネルギー協力の下、インド国内の鉄道や自動車などの産業が発展し、日本企業も利益を得られる関係を期待している」と語った。

一方、チノイ大使は、今国会で審議される日本の原子力関連技術のインドへの輸出を可能にする日印原子力協定の重要性を訴え、「協定による原子力の平和利用は当然であり、日本企業にとっても多くのビジネス機会を開く」と述べた。

山口代表は、同協定に関し、インドが核実験を行った場合は日本の協力を停止するという趣旨の合意も結んでいるとし、「核実験が起きないようインドの努力を望む」と強調。インドが未加盟の核拡散防止条約(NPT)体制の重要性にも言及した。

チノイ大使は「核実験についての日本国民の懸念は理解している。インド政府にも伝えたい」と応じた。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ