eコラム「北斗七星」

  • 2017.01.20
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年1月20日(金)付



子どもの頃、近所に公明党が大好きで、熱心に応援しているおばあさんがいた。日曜日の朝、おばあさんの楽しみは、テレビの「政治討論会」を見ることだった◆今から50年前の1月、公明党は衆院選に初めて候補者を擁立し、25人が当選。国政政党として本格的な地位を確立した。公明議員が討論番組に出演することも多くなり、おばあさんがチャンネルを合わせる機会も増えた◆政策論議もさることながら、おばあさんは画面に映る公明議員を指さして、「この人は若い頃、よくうちに来ていたんだよ」と、自慢げに語っていた。自分たちの身近な代表を政界に送り出し、こうして活躍していることが、わがことのように嬉しかったのだろう◆それまで自民、社会の2大政党が中心だった国会の勢力図が、公明の進出によって多党化時代へと転換。それは政治を国民の手に取り戻す大きな一歩でもあった。公明党は当時の政界を覆っていた"黒い霧"の追及や、基地、公害総点検などで次々と成果を上げ、国民の期待に応えた◆党を献身的に支えてくださる支持者との強い絆は、他党にない公明党の強みだ。時代が変わっても、その信頼に応えることを忘れてはならない。きょうから通常国会。この1年も国民が待望する政治の実現へ向け、全力の論戦を展開していきたい。(千)

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