e肝炎の偏見解消で原告団が申し入れ

  • 2017.01.12
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年1月12日(木)付



兵庫・西宮市



全国B型肝炎訴訟大阪原告団(小池真紀子、大狼秀規共同代表)の兵庫県在住の小志田雅弘、横山功一の両氏らはこのほど、西宮市役所で今村岳司市長、伊藤博章教育長宛てに要望書を手渡した。これには、今村市長、加藤周司教育次長が応対。公明党の山田増人、竹尾智枝の両市議が同席した。

席上、小志田、横山の両氏らは、肝炎患者を取り巻く偏見や差別が根強く、病名を隠して働いている人も多いと強調。その上で、中学・高校生を対象に、患者自らが体験を語り、偏見や差別の解消を進める「患者講義」の実現を求めた。

今村市長、加藤次長は「まず教職員に学んでもらい、その後、生徒へのカリキュラム導入を考えたい」と前向きに取り組む方針を示した。

なお、同原告団によると、行政当局への「患者講義」実施の申し入れは西宮市が初めてという。

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