eコラム「北斗七星」

  • 2017.01.05
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年1月5日(木)付



きょう5日は二十四節気の「小寒」。いわゆる「寒の入り」で、冬の寒さがこれから本番を迎える。また、夜明けの時刻が一年で最も遅いのも、実は今の時期だ◆昼間の時間が一番短いのは12月の冬至の日だと知っていたが、「日の出が一番遅い」「日没が一番早い」時期は、冬至とはそれぞれ微妙にずれるらしい。国立天文台のホームページによると、今年の東京の場合、日の出が最も遅いのは今月1~13日で6時51分とのこと。仕事などで朝早くに家を出る人は、夜明けが遅いのを実感されているだろう◆北国では、雪との厳しい闘いも本番となる。だが、日本酒や味噌などは、伝統的に寒さの厳しいこの季節に仕込みが行われてきた。気温が低いので雑菌の繁殖が少なく、発酵もゆっくりと進むため、深い味わいが磨かれるのだという◆スポーツの世界では寒稽古に代表されるように、この時期の心身の鍛錬や基礎体力の強化が、実力向上に欠かせない。最も厳しい時期における奮闘が、先々の栄光に結びつく◆公明党にとっても、今月は北九州市をはじめ、茨木市(大阪)、倉敷市(岡山)、戸田市(埼玉)などの地方選が控えている。寒風を突き、「断じて勝利を」と各地で懸命な活動が展開される。今年緒戦の戦いに勝利を積み重ね、夏の東京都議選へと飛躍を期したい。(千)

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