e俵山トンネルルート開通

  • 2016.12.26
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年12月25日(日)付



西原―南阿蘇 8カ月ぶり結ぶ 
観光や物流が改善へ
江田氏、党熊本県議団が視察



阿蘇地域の復興へ、希望の一歩!―。熊本地震で被害を受け、通行止めになっていた熊本県西原村と南阿蘇村を結ぶ俵山トンネルルート(県道熊本高森線)が24日、開通した。早期復旧を後押ししてきた公明党の江田康幸衆院議員と党県議団の城下広作、氷室雄一郎、前田憲秀の各議員は同日午後、同ルート内の南阿蘇トンネル付近を訪れ、開通を喜び合った。同日午前の開通式では江田氏があいさつし、関係者らとテープカットを行った。

開通区間は、西原村宮山から南阿蘇村河陰までの約10キロ。同区間の復旧工事は、大規模災害復興法に基づき国が直轄事業として代行した。コンクリート壁などが崩落した俵山トンネル(延長2057メートル)の補修工事とともに、開通の見通しが立たない6カ所の橋梁の迂回路整備(一部村道を活用)が完了し、約8カ月ぶりに通行が再開された。

国土交通省九州地方整備局によると、今回の開通で九州自動車道・益城熊本空港インターチェンジから南阿蘇村役場までの所要時間が、発災後の迂回路・グリーンロード南阿蘇に比べて約10~20分短縮される。さらに、標高が高いグリーンロードは冬場の路面凍結が懸念される一方、同ルートは標高も低く冬期の安全運行が確保でき、観光や物流の改善が期待されている。

石井啓一国交相(公明党)は発災から間もない4月29~30日、南阿蘇村や西原村を視察。両村長からインフラの早期復旧に関する要望を受け、江田氏や党県議団も同行していた。

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