eコラム「北斗七星」

  • 2016.12.09
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年12月9日(金)付



クリスマスまで、あと半月。今年も花屋さんにはクリスマスシーズンを彩る花の代表格といわれるポインセチアがたくさん並び、百貨店や商店街などではイルミネーションで飾られたツリーやサンタのディスプレーがクリスマスムードを盛り上げている◆日本でクリスマスが一般家庭に広まるようになったのは1900(明治33)年、東京・銀座に進出した輸入食品の老舗「明治屋」が店頭にクリスマス装飾を施したのが始まり。今や小売業にとってクリスマス商戦は、お歳暮と重なり、一年で最も忙しい書き入れ時に◆そんな商店街で目に留まるのは、行列のできる店もある一方で、少し前まで客でにぎわっていた店が閉店した光景だ。デフレ脱却は道半ば。小売業のし烈な安売り競争下でも、消費者の財布のひもは固い◆自公政権の経済政策は大企業を中心とした業績改善や雇用増などの成果を生んでいるが、地方、中小企業、家計に景気回復の実感が行き届いているとはいえない。山口代表が、きめ細かい中小企業支援策とともに「個人消費を力強くすることに経済対策の重点を置く必要がある」と力説しているのもこのためだ◆ポインセチアの花言葉は「私の心は燃えている」。この花言葉のように、公明党は実効ある経済対策の次なる矢に「心血を注いでいく」決意だ。(翼)

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