e上越市でも処分開始

  • 2016.12.02
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年12月2日(金)付



鳥インフル 自衛隊員ら24時間態勢



新潟県と青森県は1日、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された農場で殺処分などを行った。処分対象は合計約55万羽に達する。上越市と関川村の2カ所で発生した新潟県では、県の職員と災害派遣の要請を受けた自衛隊員が24時間態勢で作業を継続している。

農林水産省は同日、関川村と青森市で検出されたウイルスのタイプがH5N6型だったと発表した。同型のウイルスは韓国で感染が広がっているほか、日本国内でも野鳥の死骸などから検出されており、農水省は感染経路の特定を急ぐ。

上越市では感染が確認されて間もない1日未明に約23万羽の鶏の処分を開始。4日には作業を終える計画だ。

現場周辺は鶏や卵などの移動が制限される。半径3キロ圏内の農場では、感染が拡大していないかを検査。農水省が派遣した専門家チームも現地入りし、感染ルートを調べた。

関川村では約31万羽のうち、1日午後6時時点で27万5320羽を処分した。このまま順調に進めば、地中に埋めて消毒する作業が3日に完了する。

青森市の食用アヒル農場では約1万8360羽を処分し、地中に埋めた。作業に使った防護服などを埋めれば、全ての処理作業が終了する。


党鹿児島県本部が警戒本部を設置

公明党鹿児島県本部(成尾信春代表=県議)は1日、同県出水平野のツル5羽から先月29日に高病原性鳥インフルエンザが検出され、今季13羽と過去最多になったことを受け、成尾県代表を本部長とする鳥インフルエンザ警戒本部を設置した。

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