e「凍土壁」を掘削調査

  • 2016.11.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年11月22日(火)付



東電福島第1原発で高木副大臣



高木陽介経済産業副大臣(公明党)は21日、東京電力福島第1原発の汚染水対策の一つで1~4号機周辺の土壌を凍らせて地下水の浸入を防ぐ「凍土遮水壁」の凍結状況を確認するため、土を掘り起こして現地調査を行った。

凍土遮水壁は、冷凍機で冷却した冷媒を地中に配置した凍結管の中に循環させることで、周辺の地盤を凍結させる仕組み。凍結作業の難航が指摘されていたが、現在は全体の95%程度が凍っている。

高木副大臣は、4号機建屋の南側で地面を約1.2メートル掘削した現場を視察。金づちを使うなどして凍結状態を確認するとともに、関係者と意見を交わした。

現地調査を終えた高木副大臣は、「一歩ずつ凍土遮水壁の取り組みは進みつつある。今後もその動向を丁寧に見守っていきたい」と述べた。

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