e党勢拡大へ街頭演説にひと工夫

  • 2016.11.01
  • 情勢/解説

公明新聞:2016年11月1日(火)付



皆で集まる街頭、定例化
語り口、内容など互いに研さん
党京都府本部女性局



団結して発信力アップへ―。公明党京都府本部女性局(諸岡美津局長=府議)は毎月、メンバーが1カ所に集まっての街頭演説会を実施している。同女性局の取り組みを紹介する。

党京都府本部に所属する女性議員は19人。街頭演説の取り組みとして、地元地域での個人演説や、総支部単位での演説会を開いてきた。

昨年11月からは、これに加え、府本部女性局が1カ所に集まっての演説会を月1回のペースで続けている。府女性局の演説は「男女共同参画」や「オレンジリボン」など、記念月間を中心に実施してきたが、「毎月1回実施」の行事として定例化した。

毎月の党京都府本部議員総会終了後に女性局として簡単な打ち合わせを行い、演説場所に移動する流れだ。

10月16日、JR京都駅前で行った演説には、地元の地方選挙を控えた議員や地域行事に参加する議員を除いた16人が参加。関谷智子・宇治市議が司会を務め、戸川和子・久御山町議、熊谷佐和美、乾秀子の両城陽市議、長野恵津子・宇治市議がマイクを握った。

この日は乳がん撲滅の意識を啓発する「ピンクリボン月間」の期間中だったことから、各議員は公明党が取り組んできた無料クーポンの配布や個別の受診勧奨・再勧奨(コール・リコール)をはじめとするがん対策、受動喫煙の防止などについて訴えた。

諸岡局長は、府女性局としての街頭演説を開始した意図について、「議員力アップの重要な柱の一つである『発信力』を高めるには、街頭に打って出る力を向上させる必要があると思った」と話す。

また、党府女性局は京都市内の選挙区選出の府・市議が2人、それ以外の市・町議会の議員が17人。有権者が多い都市部で、女性政策を推進する公明党をアピールする狙いもある。

触発と情報交換の場にも

「私は新人議員で、これまで人前で話すことがありませんでしたから、皆さんと一緒に街頭で話すのは本当に参考になります」と話すのは、冨谷加都子・亀岡市議。京都駅前での演説で他の議員の話し方を学び、地元での街頭演説に生かしている。

「原稿を持たずに話す議員の姿に刺激を受けた」(竹内きみ代・和束町議)、「他の人が話した実績が地元の議会活動の参考になる」(今方晴美・精華町議)、「府女性局としての連帯感、心強さを得られる場。ここで元気をもらって地元でも頑張っている」(内海富久子・精華町議)。参加議員からはこうした声が聞かれた。

府女性局では2014年5月、「公明党女性局」ののぼりを総支部と同じ数の6本作製。総支部単位で女性議員が街頭演説を行う際に掲げてきた。同月から街頭演説回数のカウントを開始し、これまでに総支部単位として200回程度開催。府本部としての開催は10回を数えた。

女性議員が集まることで「お互いに相談や情報交換がしやすくなった」と諸岡局長。「これからも団結して取り組みを進め、党勢拡大につなげます」と決意を語っていた。

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