e若者の居場所を拡充

  • 2016.10.20
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年10月20日(木)付



元教員ら常駐 市内2カ所に拠点施設
大阪・寝屋川市



大阪府寝屋川市は、青少年のための居場所づくりの一環として、市立池の里市民交流センターに開設している「スマイル」の機能を拡充させるとともに、同様の施設「ハピネス」を市立こどもセンター内に新設した。実現を後押ししてきた市議会公明党(野々下重夫幹事長)はこのほど、「スマイル」を訪れ市担当者から説明を受けた。

両施設を利用できるのは、市内在住・在学の中学生から30歳前後の若者。これまでは「スマイル」の場合、テレビや漫画のある居場所スペース、ダンスなどの練習ができる活動室、自習室の3部屋のみだったが、今回、相談室やくつろげる畳部屋、飲食ができる休憩所、防音室を新しく追加。一方、新設された「ハピネス」には、居場所スペースと勉強やダンスなどに使えるマルチスペースを配置している。

両施設とも平日は午後3時から8時まで開室。土日、祝日や長期休暇中は正午から午後8時まで利用でき、元教員や大学生のスタッフが常駐している。休みは年末年始のほか、「スマイル」は毎月第4月曜日。

この日、視察した市議会公明党に対し、市担当者は「家庭環境や人間関係などで悩みを抱えた若者らが、安心して交流できる場になっている」と話していた。

同事業に当たって市議会公明党は2015年12月議会の一般質問で、岡由美議員が「スマイル」の利用者数が年々増加している実情を踏まえ、施設の拡充を要望。村上順一議員も若者支援の強化を訴えていた。

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