eコラム「北斗七星」

  • 2016.10.11
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年10月8日(土)付



先日、党山口県本部女性局主催の「あいサポーター研修」に参加した。同研修は「障がいを知り、共に生きる」社会をめざして、2009年に鳥取県で始まった「あいサポート運動」の一環で、地域や学校、職域などに研修講師が赴き、障がいの特性やサポートの方法などを講習するもの◆現在、埼玉県の2市5町と中国5県、長野、奈良、和歌山の3県に広がっており、1159企業・団体が従業員などへの研修に取り組んでいる。養成されたサポーターは32万人を超えた◆75分の研修で誰でもサポーターになれる手軽さも普及の要因か。しかし、DVDなどの教材は、多種多様な障がいに対して行き届いた配慮がなされ極めて実践的だ◆「個々の障がいの特性について国民が広く理解と認識を深め(中略)適切なサポートを行うことによって、障がい者が活躍できる舞台は大きく広がる」。公明党は、先の党大会で発表した政策ビジョン「『新・支え合いの共生社会』の実現に向けて」の中で、そう訴える。あいサポートは我が党と思いを同じくする運動といえよう◆研修の最後に「日常生活でちょっとした手助けをお願いします」と、サポーターバッジを手渡された。バッジを着けた人は、障がいのある人から声を掛けられやすいのだという。身の引き締まる思いがした。(中)

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