e残さず食べよう!30・10運動

  • 2016.09.30
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2016年9月30日(金)付



市内50店で展開し好評
公明議員が提案
鹿児島・指宿市



「お酌に回る前に、席に着いてゆっくり食事を召し上がってください」―。鹿児島県指宿市では、「残さず食べよう! 30.10(さんまる・いちまる)運動」を実施し、観光業界などから好評を得ている。実施状況を調査するため、市議会公明党の高田チヨ子議員は25日、市内「指宿ロイヤルホテル」を訪れた。

同運動は会食や宴会のときの乾杯後30分と、終了前10分は自分の席で料理を楽しみ、食べ残し削減を推進する取り組み。2014年12月に、高田議員が定例議会の議会質問で同運動の導入を提案したところ、市長が「すぐに導入するべきだ」と答弁し、同月から運動が始まった。市環境政策課によると、30.10運動は現在、市内の飲食店約50カ所で行われている。

同ホテルの細川ゆり若女将は「お客様に高額なお金を払ってもらっているにもかかわらず、ほとんど食事に手が付いてない場合も多かった。30.10運動が始まってから、目に見えるように食べ残しが減った」と笑みを浮かべていた。

訪問後、高田議員は「食べ残しゼロをめざす取り組みは、子どもへの教育や環境問題に対しても良い影響を与えていく。今後も普及させていきたい」と語っていた。

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